ところが今朝、9時半頃に先生から電話があり「家内が今週から意識がなくなった!在宅で緩和ケアをしてるから、なんとか鍼で奇跡を起こしてくれないかぁ?楽にしてやって欲しい!」とお願いされました。
先生の自宅に行くとあんな元気そうに振舞っておられた奥さんが本当に意識もなく、点滴をしているだけで、話す事もできない状態でした。 本当にショックで僕も始めは話す事もできませんでした。
死期が近づいた人には「七死脈」と言うものがあります。以下、紹介したいと思います。
1.雀啄脈(じゃくたくみゃく):雀が餌をついばむように、4〜5動って絶える脈。
2.屋漏脈(おくろうみゃく):雨だれが落ちて止まるような脈。
3.弾石脈(じんせきみゃく):石を弾くように感ずる堅い脈。
4.解索脈(かいさくみゃく):乱れた縄を解くように散らばる脈。
5.魚翔脈(ぎょしょうみゃく):皮膚に表れては消え、再び触れるまで時間を要する脈。
6.蝦遊脈(かゆうみゃく):脈の表れるのが遅く、消えるのが速い脈。
7.釜沸脈(ふふつみゃく):釜の湯が沸く騒がしい脈、出ることがあっても入らない脈。
この7つか死期が近い人の脈だと言われています。
ともかく先生が緩和ケアに鍼灸を選んでくれた事に感謝しなければなりません!先生ありがとうございます。何とか奥さんが楽に苦痛なく逝けるように鍼灸師としとできるだけの事をしていこうと思います。
また勉強させて頂き感謝しています!ありがとうございます。